効果があると人気のホワイトニング歯磨き粉の中には、歯や体に悪影響のある要注意な成分が入っているものもあるのです。
「清掃剤」は歯の表面を削る研磨剤。
成分表示に「清掃剤」と書かれていたら、その歯磨き粉の10~60%は研磨剤含むことを意味します。歯の表面を削って白くするため、歯のエナメル質が傷ついてしまいます。代表的な清掃剤に、次のような成分があります。
●無水ケイ酸(シリカ)
着色汚れを落とす効果が高いため、ホワイトニング歯磨き粉によく配合されます。エナメル質と同程度~それ以上の硬さのある研磨剤です。ガラス・シリコンの原料としても使用されています。シリカは粒子が大きいと歯を傷つけるおそれのある研磨成分です。歯が白くなると好評な歯磨き粉で安価なものには、無水ケイ酸が清掃剤として含まれるものが多く存在します。
●含水ケイ酸(タルク)
滑石(鉱石の一種)を微粒子に粉砕した白色~灰色の無機粉末です。安定した化学的性質をもつ物質として、パウダー・口紅など化粧品やガムベースなど食品にも使用されています。硬度はやや低い研磨剤で、無水ケイ酸ほど硬くはないですが、含水ケイ酸の粒子が大きいものは研磨力が強く、歯を傷つける心配があります。
●リン酸水素カルシウム・炭酸カルシウム・水酸化アルミニウム
いずれもカルシウムやアルミニウムの粒子によって歯の表面を研磨します。歯よりも柔らかい研磨剤ですが、石と同等の硬さはあります。粒子が大きい場合は、歯を傷つける懸念もあります。泡立ちのよい発泡剤にも要注意!
●ラウリル硫酸ナトリウム
歯磨き粉の泡立ちを良くするために配合されるラウリル硫酸ナトリウムは、石油系合成界面活性剤の一種で、汚れを落とす作用はありますが、強い刺激性があります。パッチテストでラウリル硫酸ナトリウムの濃度が0.25%以上の場合は皮膚の炎症がみられました。皮脂を溶かす性質もあることから口の中が荒れるリスクもあります。口内炎や歯周病の方は悪化することもあり、避けた方が良いでしょう。
味を良くする人工甘味料も危ない!
●サッカリンナトリウム
歯磨き粉の辛さをやわらげ美味しいフレーバーにする「香味剤」として添加物される成分です。砂糖の約500倍の甘さを持つ人工甘味料の一種です。一時期は発ガン性の危険があると使用禁止になりましたが、確証がなかったため使用が再開されています。
日本では使用量が規制されていますが、1日5g~25gの摂取で下痢・胃酸過多などの急性症状が起こるなど、毒性のある合成甘味料と指摘もされています。
味は良くなくても、サッカリンを含まない歯磨き粉のほうが安全と言えます。
長く使えるけど健康に問題が?防腐剤にもリスクがあります。
●パラベン
石油合成による防腐剤の一種で、化粧品・食品などにも配合されています。カビ・酵母などの微生物による腐食を防ぐ作用はありますが、少量ずつの使用でも体内に蓄積されていきます。
乳がん患者のがん細胞から少量のパラベンが検出されたケースもあり、皮膚炎・湿疹などパラベンによるアレルギー症状が発生することもあります。
歯磨き粉に含まれる量は微量ですが、長期にわたって体内に取り込むことは望ましくありません。パラベンフリーのものを選ぶほうが安全です。
歯をきれいにするために、歯磨きも大事なのですが、安全でない成分が含まれた歯磨き粉を使い続けていると、ゆくゆくは歯や体へのダメージが不安です。
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